暮らしは、だいたい予定通りにはいかない🏠🌿
- sekikensuzuki
- 2 日前
- 読了時間: 3分
朝ちゃんと起きられた日より、少し寝坊してバタバタした日のほうが、なぜか記憶に残っていたりします。コーヒーを入れようとして少しこぼしたり、洗濯物を干そうとして空を見上げてため息をついたり。そういう小さな出来事が、暮らしの正体なんだと思います。
家の話をするとき、多くの人は「間取り」や「築年数」や「価格」の話をします。でも実際にそこで過ごす毎日は、そんな数字や図面だけでは語れません。朝の光がどこから入るか、夜にどの部屋が一番落ち着くか、疲れて帰ってきたときに深呼吸できるかどうか。
暮らしって、感覚の積み重ねなんですよね。
・玄関で靴を脱いだ瞬間
・キッチンで一人になれる時間
・窓を開けたときの風の通り道
こういうことは、図面には残りません。でも、毎日ちゃんと心に残ります✨
「ちゃんとした家」より「合っている家」🪴
よく「いい家ですね」と言われる家があります。
でもその“いい”は、人によって全然違います。広いほうがいい人もいれば、掃除が楽なほうがいい人もいる。人を呼ぶのが好きな人もいれば、静かに過ごしたい人もいる。
だから私たちは、完成した建物だけを見るよりも、その前の時間を大事にしたいと思っています。
どんな一日を過ごしているのか、どんなことで疲れて、どんなことで少し元気になるのか。家は、その人の生活に寄り添う道具だからです。
急がせない理由も、そこにあります。早く決めることより、納得して選ぶことのほうが、ずっと大切だと思っているから。暮らしは長く続くものなので、少し立ち止まる時間も必要です⏳
現場と事務所のあいだで起きていること🔧📐
私たちの仕事は、現場か事務所か、どちらかだけではありません。そのあいだを何度も行き来しています。図面を見て、現場を見て、また戻って考える。その繰り返しです。
実際に建てる人、直す人、暮らす人。それぞれの目線が少しずつ違うからこそ、間に立って調整する時間が必要になります。言葉にすると地味ですが、この時間があるかどうかで、出来上がりの安心感は大きく変わります。
「完成」より前に、すでに暮らしは始まっている。
その感覚を忘れないようにしています。
特別じゃない日々が、ちゃんと続くように🌷
派手な暮らしじゃなくていい。SNSに載せるような毎日じゃなくてもいい。ただ、無理せず、背伸びせず、少し安心できる場所があること。それが一番の贅沢かもしれません。
今日もどこかで、洗濯物を取り込みながら夕飯のことを考えている人がいて、仕事帰りにスーパーに寄って、少し重い袋を持って帰っている人がいる。その日常が、ちゃんと続くように。
家の話をしているようで、実は暮らしの話をしています。
それはきっと、派手じゃないけど、静かに大事なこと。
この文章を読んで、ほんの少しでも「わかるな」と思ってもらえたなら、それだけで十分です😊



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