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“完成”より前に、私たちは現場にいます

家づくりや工事の話になると、どうしても「完成した姿」に目が向きがちです。

外観や内装、写真に写るきれいな仕上がり。

けれど私たちが本当に大切にしているのは、完成するずっと前の時間です。




工事が始まる前、図面が整ったあとも、必ず現地に足を運びます。

実際に立ってみると、図面では読み取れないことがたくさんあります。

朝と夕方で変わる日当たり、風の流れ、周囲の音、通行量。

その場所が持つ「雰囲気」や「クセ」は、現場でしか感じられません。





また、工事はその場所だけで完結するものではありません。

近隣にお住まいの方々の生活の中で進んでいくものです。

だからこそ、工事前の確認や配慮、ちょっとした声かけを大切にしています。

顔が見える関係があるだけで、現場の空気は大きく変わります。





現場では、計画通りに進まないこともあります。

地面の状態、既存建物の構造、想定外の出来事。

そうしたときに必要なのは、机の上の正解ではなく、

その場で考え、話し合い、最善を選ぶ力です。





図面は大切な道しるべですが、それだけでは家は建ちません。

施工する人、管理する人、関わるすべての人の判断が積み重なって、

ひとつの建物が形になっていきます。

私たちは、その一つひとつの判断に責任を持ちたいと考えています。






完成した建物は、あくまで結果のひとつ。

その裏側には、目には見えない確認、調整、対話があります。

そうした積み重ねがあるからこそ、

「この場所で安心して暮らせる」「長く使える」建物になるのだと思います。





私たちは、完成の瞬間だけを見ている会社ではありません。

その前の時間、まだ形になっていない段階から現場に立ち、

一つひとつ確かめながら進めていくことを大切にしています。





これからも、“完成”より前の時間にしっかり向き合い、

現場に足を運び、対話を重ねながら、

この街の中で建物づくりを続けていきます。

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